エヴァ機体考察第二弾。エヴァ初号機とは?インパクトのトリガー?パイロット・魂・中身について解説! [メインルーム]
こんにちわ。今回は、エヴァンゲリオン究極の謎であり、醍醐味である、エヴァの機体について解説していきます。
まず、基本からおさらいしていきます。
エヴァ=汎用人型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオン、エヴァインフィニティ、エヴァイマジナリー。
ちなみに、日本で建造されたエヴァを、漢数字で。海外で建造されたエヴァを、アラビア数字で「〇号機」を表記します。
ゲーム版エヴァで、「エヴァ参号機」は間違いです。3号機が正しいです。
零号機の記事はここからアクセス!
エヴァ機体考察第二弾である今回は、
まず、人物らのセリフから読み解きます。
アスカ「初号機は開発過程のテストタイプ。」アニメ版八話・ヱヴァ破
そして、他機とは違う決定的な点が一つあります。
ゲンドウ「初号機を保護するためならほかの二機を廃棄しても構わん。」アニメ版拾壱話 リツコ「今、初号機のATFを失うと、最も憂慮すべき事態になります。」エヴァ序 リツコ「リリスと初号機の保護を最優先にすべきです!」ヱヴァ破
このように、初号機だけ、めちゃくちゃ大切にされているというわけです。
このことについて、結論から言います。
新世紀エヴァも、新劇場版も、初号機=リリス。
ひとつづつ見ていきましょう。まず、新世紀エヴァから。
なぜ、初号機=リリスなのか?零号機がアダム・アダムスのコピーであることはこの記事で解説しましたが、なぜ初号機だけなのか?
キール「約束の時がきた。ロンギヌスの槍を失った今リリスによる補完はできぬ。唯一、リリスの分身たるエヴァ初号機による遂行を願うぞ」 旧劇場版Air
旧劇場版(Air冒頭)では、ゼーレのモノリス01(キール)がこのように言っており、初号機がリリスのコピー(クローン)であることが明らかになっていました。
新劇場版
一方、新劇場版では、初号機の由来について明言されていません。
新劇場版の初号機で、有力なのは次の3説です。
・アダムスのオリジナルの1体説
・アダムスのコピー説
・リリスのコピー説(新世紀と同じ)
なお、新劇場版に「アダム」はなく、「アダムス」のみ存在します。
アダムスのオリジナルの1体説
初号機がアダムスのオリジナルの1体であるとする説です。
根拠は、初号機が、本来はアダムスの器がなるべきAAAヴンダーの主機になれたこと、アダムスの生き残りである第13号機と見た目がそっくりだったことなどです。
しかし、初号機がアダムスのオリジナルの1体だとすると、どうしてもATフィールドを展開できることについて説明ができません。
できないはずだからです。
アダムスの器であるマーク9(Q)には攻撃を受けてもATフィールドが展開するシーンはありませんでした。Qの、セントラルドグマの戦闘時の画コンテでも、マーク9にはATフィールドがないと書かれています。
人工的にATフィールドを展開していたのでは?→エヴァとして最後に開発された第13号機でさえ、外部装置を使わないとATフィールドを展開できなかったことから(Qセントラルドグマでの戦闘時)、これも考えにくいと思います。
さらに、
エヴァには、腹部装甲パーツの数が、オリジナルを素体とした機体の場合は3本、コピーを素体とした機体の場合は2本であるという法則があります。
初号機は、やはり二本のみです。
アダムスのコピー(クローン)説
零号機
と同じタイプです。
アダムスのコピーを素体にした機体は、リリス由来の着脱交換式コアユニットを使用することで、ATフィールドを発生させることができます。
腹部の装甲が二本なことも説明可能で、候補となります。
リリスのコピー(クローン)説
新世紀エヴァと同じという説です。
この説の根拠は、
*「序」で、初号機に乗った後にシンジが綾波レイの不気味な顔の夢を見るシーンがあります。その夢では、シンジの母親たるユイとゲンドウの会話があります。絵コンテでは、不気味な顔の直前に初号機の顔が出てくる予定だったようです。
ユイ≒レイ≒リリスなので、初号機≒リリスだ、というわけです。
ユイ≒レイ≒リリスについては来週の記事で解説していきます。
*初号機は新世紀と同じく「唯一リリスベースのエヴァ」らしいです。なぜなら、アダムスベースの機体と異なり、そのエネルギーが強すぎるため、ゼーレにとって予期せぬ事故が起こりやすく、何よりも暴走しやすい。
セカンドインパクトは、アダムス4体が光の翼を発して起こされたのに対し、ニアサードインパクトは、初号機単体で光の翼を発して起こしました。
ゼーレはリリスとの契約でサードを誘発しようとしていました。
リリスのコピーがたくさんいるのは困る、わけですね。(結局、ゼーレに背いたネルフによって初号機によってニア・サーが起きた。)
だから、リリスのコピーは、オリジナルのバックアップとして初号機1体がいれば十分で、予期せぬ事故を避けるために2体以上はないほうがいい、ということだったのですね。
そしてなにより、「リリスと初号機の保護を最優先とすべきです」のセリフがミソです。
新世紀でも、どんな時でも初号機が最優先、といったセリフが多くありました。唯一のリリスベース機体だからです。
つまり、新世紀と同じ「唯一のリリスの分身」ということなのですね。
エヴァ13号機と酷似していることについては、ゲンドウ「第13のエヴァ。希望の初号機と対をなす」というセリフで明らかです。
「アダムスの器」がなるはずのヴンダーの主機になれたことについては、また別の記事で解説します。
ヱヴァンゲリヲン 零号機とは?パイロット・魂・中身について解説! [メインルーム]
こんにちわ。最初の投稿記事である今回は、エヴァンゲリオン究極の謎であり、醍醐味である、エヴァの機体について解説していきます。
まず、基本からおさらいしていきます。
エヴァ=汎用人型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオン、エヴァインフィニティ、エヴァイマジナリー。
ちなみに、日本で建造されたエヴァを、漢数字で。海外で建造されたエヴァを、アラビア数字で「〇号機」を表記します。
ゲーム版エヴァで、「エヴァ参号機」は間違いです。3号機が正しいです。
まず、
登場人物のセリフからまず読み解きます。
惣流アスカ「所詮零号機と初号機は、開発過程のプロトタイプとテストタイプ。訓練なしのあなたなんかに、いきなりシンクロするのがそのいい証拠よ。けどこの弐号機は違うわ。これこそ実戦用に作られた、世界初の本物のエヴァンゲリオンなのよ。正式タイプのね」
テレビアニメ版 第8話
式波アスカ「所詮零号機と初号機は開発過程のプロトタイプとテストタイプ。けどこの2号機は違う。これこそ実戦用に造られた、世界初の本物のエヴァンゲリオンなのよ。正式タイプのね」
エヴァンゲリオン新劇場版:破
赤木リツコ「綾波レイ14歳。マルドゥックの報告書によって選ばれた最初の被験者、ファーストチルドレン。エヴァンゲリオン試作零号機専属操縦者」
テレビアニメ版第5話
と、あるように、
零号機は・・、開発過程のプロトタイプ。パイロットは、「専属」パイロット。
ちなみに、アスカは、「担当」パイロットです。
「綾波レイしか乗れない」かもしれません。アニメ版では、シンジ君が乗って、暴走を起こしました。綾波とシンジ君は親子関係なのだから、「乗れるでしょう」と、ネルフの首脳部は考えたんでしょうかね。
アニメ版二十三話では、たくさんの零号機の躯がモスボール保存されている描写がありました。
絵コンテには、「腐敗が進んでいる?」とあります。
エヴァンゲリオンANIMAという山下いくとさん(エヴァのデザインをした人)の小説では、「モスボール保存」とあります。
とにかく、地下にたくさん保存されてるというわけです。
では、零号機の素体は・・、アニメ版と新劇場版で少し違うようです。
アニメ版:第一使徒アダムのコピー。
冬月「これは…まさかあの巨人を?」
ナオコ「あの物体を我々ゲヒルンではアダムと呼んでいます。が、これは違います。オリジナルのものではありません」 冬月「では…」 ナオコ「そうです。アダムより人の造りしもの。エヴァです」 冬月「エヴァ…」 ゲンドウ「我々のアダム再生計画。通称E計画のひな型たる、エヴァ零号機だよ」 冬月「神のプロトタイプか」 ゲンドウ「冬月。俺と一緒に、人類の新たな歴史を創らないか」
テレビアニメ版 第21話
2003年、国連直轄 人工進化研究所(ゲヒルン)の地下施設(黒き月内)において、ゲンドウとナオコは、冬月コウゾウに零号機の原型を見せました(なお、このときの零号機は1つ目でなく、眼が5つありました。)。
つまり、「アダムのコピー」すなわち、エヴァ、というわけですね。キリスト教において、
神様が、「最初の人間」アダムのあばら骨から作り出したのが、「イヴ」とあります。
アダムは、セントラルドグマの地下に安置されている、巨人が、アニメ~二十三話までは、「アダム」とされていました。
人間の父となる人物は、アダムではなく、「リリス」である、となるわけです。
このことについては、また別の機会で解説していきたいと思います。「本当のアダム」は、加地リョウジがネルフ本部に持ってきた、胎児状の生物こそが、セカンドインパクトのトリガーとなった「アダム」というわけですね。
それを、何らかの形でコピーした、というわけです。13体もコピーしたんでしょうか。どうやってコピーしたんでしょうかね?「アダム」は、よっぽど巨大だったんでしょうか。培養とかで増やしたんでしょうか。
エヴァンゲリオン新劇場版シリーズの零号機は?
新劇場版では、なんと、「アダム」は出てきません。「アダムス」が出てきます。
アニメ版、「光の巨人」こと「アダム」。
新劇場版、「アダムス」
ミサトさんの回想シーン(エヴァ:破)にでてくるサードインパクトでは、「巨人」がなんと四体います。
アニメ版では、「巨人」は一体のみでした。
これは全世界のエヴァファンが驚きました。「アダムス」は、複数形だから「ス」がつくというのが、通説です。
このことについても、また別の機会で解説していきたいと思います。
簡単に言うと、「アニメ版エヴァの最終話に出てきたエヴァがサードインパクトを起こし、セカンドインパクトとなった」というわけなんですが、
「エヴァンゲリオン量産機」(5号機~13号機)
そのうちの四体がインパクトを起こして、→サードインパクト→シンジ君がサードインパクトを中断→セカンドインパクトという形で、歴史に刻まれる。
。。。。
ざっくりいうとンなかんじです。「破」の冒頭にも、量産機の遺影が一瞬出てきますね!
こうなると、量産機の大きさ=エヴァ弐号機の大きさ、が同じなので、やはり、「培養」で増やしたと思われます。
目が一つなことについて。
このことも別の機会で解説しようと思いますが、ざっくりいうと、
*ゼーレのマークに書かれた目の数=七つ。
*初号機の目+弐号機の目+零号機の目=七つ
*「ヨハネの黙示録」で、「神秘的な霊能られる子羊」の目が、七つ。目の並び方もゼーレのマークと同じ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%99%E7%A4%BA%E9%8C%B2%E3%81%AE%E4%BB%94%E7%BE%8A
黙示録について詳しくは↑。
というわけです。詳細は今後の記事投稿をお楽しみください!
綾波レイしか乗れないことについて。
どのエヴァにも基本的に、OS(魂)があります。初号機はユイ(シンジの母親)。二号機はツェッぺリン(アスカの母親)。
零号機は・・?
アニメ版
これについて、いろんな説があり、赤木ナオコ説、ユイの魂の一部説、リリス説、空っぽの棺桶説、一人目の綾波レイ説。
手掛かりとなりそうなのは、「初号機と零号機の「パーソナルパターン」が酷似している」「「2人目のレイ」のシンクロ率が零号機と初号機とでほぼ同じであった」「シンジが零号機のエントリープラグ内で「2人目のレイ」に似た感覚を得た」「シンジが乗れた」など。
「空っぽ説」は排除できそうです。「空っぽ説」とは、ゲーム版エヴァで「零号機に魂はない」とされたのがネタです。 公式かどうかもわからないので、「ゲーム制作での設定こじつけ」みたいなのがあったと思います。
「リリス説」はどうでしょうか?この説の根拠は、「綾波レイはリリスとユイの遺伝子を半分ずつとしてつくったクローンである」というまぎれもない事実があります。パンフレットや、公式本にもそうやって書いています。
アニメ二十四話で、綾波レイは強力なATフィールドを、生身で発生させました。リリスの力です。
「ナオコ説」は・・?この説の主な根拠は、暴走の際、ゲンドウ、リツコ、「2人目のレイ」に殴りかかったこと、その後リツコが「零号機が殴りたかったのは私ね。間違いなく」と言ったことなどです。
しかし、この説だと、2回目の暴走時において、零号機と初号機の「パーソナルパターン」が酷似していると説明されたことをクリアすることができません。
初号機のコアにはユイがいるのであって、ナオコとの間に共通点を見いだせないからです。さらに暴走時、シンジが零号機のエントリープラグ内で、「2人目のレイ」に似た感覚を得たことも説明できません。
「2人目のレイ」のシンクロ率が、零号機と初号機とでほぼ同じであったこと、初号機ほどではないにしてもシンジが高いシンクロ率を出せたことの説明もできません。
「碇ユイの魂の一部説」
この説は、初号機のコアからユイをサルベージする際、取り出すことができた一部の魂を零号機に宿らせたとするものです。この説であれば、「パーソナルパターンが同じ」「綾波のイメージを零号機の中で見た」理由となります。しかし、大きな欠点があります。
2回目の暴走時に零号機がシンジを拒絶したことを説明できません(ユイであればシンジを拒絶しないはず)
また、初号機と零号機に同じユイの魂が入っているのだとすれば、ゲンドウが初号機と同じように零号機に対して執着しなかったことを説明することもできません。
最後に、「一人の綾波レイ説」について。
この説は、「1人目のレイ」が死亡した際、零号機のコアに魂が移植されたとするものです。
しかし、クローンである綾波は、死ぬたびに「魂」を使いまわしているため、(綾波は一度に一人しか存在できない)そこが矛盾します。「綾波最大の謎」である、
↑この試験管のような水槽(この画像は、新劇場版のものです。)。綾波がしょっちゅうコレに入っていたのですが、「コレ」で、魂のバックアップ(?)みたいな。「記憶のバックアップ」という説がエヴァファンの間では有力なようですが、「魔法陣」が「コレ」には刻まれていて、やはり魂関係ですね。記憶≒魂?
暴走した時、ゲンドウ、リツコ、「2人目のレイ」に殴りかかったのは、「1人目のレイ」が乱暴な性格で、ゲンドウには自分を生み出したことを。リツコには自分を殺した女の娘であることを。「2人目のレイ」には自分の次に「レイ」になっていることを激怒して、暴走したのでしょうね。
リツコが、「殺したかったのは私ね‥間違いなく。」の説明がこれでつきます!
そして、「1人目のレイ」は、ユイのクローンだから、初号機と零号機の「パーソナルパターン」がほぼ同じなことと、「2人目のレイ」のシンクロ率が零号機と初号機とでほぼ同じであったこと、シンジがシンクロできたこと、シンジが零号機のエントリープラグ内で「2人目のレイ」に似た感覚を味わったことの説明もつきます!
この説が一番有力で、「綾波の魂」問題については、いろんな考察があります。やはり、私の紹介したものが有力です。
結果報告:「一人の綾波レイ説」が正しい!
新劇場版の魂は・・?
パイロットはもちろん、綾波です。(専属パイロット)
新劇場版では、「着脱式コアユニット」を交換することによって、エヴァパイロットがいろんなエヴァを乗り回せることができるようになっているようです。(弐号機のマリ、初号機のレイ(準備で終わったが。)などが例。)
序で、リツコが「初号機のコアユニットをL-00タイプに切り替えて再起動」と言っていました。綾波を初号機に乗せようとするときのセリフです。
最初いったように、アスカは、「弐号機担当パイロット」ですが、レイは「零号機専属パイロット」なので、
零号機は着脱式コアユニットがなく、レイ以外は搭乗できないのでしょう。
新劇場版では、基本的には「エヴァのコアには魂が宿っている」という設定が無くなっています。
魂があるのは初号機、零号機のみ。ないのは弐号機、3号機など。
零号機の魂は、劇中で答えが出ています。
冬月「エヴァの極初期型制御システムだ。ここでユイ君が発案したコアへのダイレクトエントリーを自らが被験者となり試みた。君も見ていたよ」 エヴァンゲリオン新劇場版:Q シンジと将棋を打つシーン
初号機の「初期型制御システム」が「魂搭載型」なら、零号機も魂乗りですね。
また
リツコ「レイの存在と、冬月教授の手腕、そして碇司令の信念がなかったら、この組織はなかったわ」 エヴァンゲリオン新劇場版:破 画コンテ657
レイがヱヴァ建造に不可欠だったというわけです。
破のラストで、第十使徒と同化した零号機のコアから、数十人の綾波が顔を出しています。
結論=クローン綾波シリーズの魂をぶち込んでいる。
***************************
まとめ
*エヴァのプロトタイプ
*アニメ版は、アダムのコピーである。
*綾波レイしか乗れない。
*新劇場版は、アダムスのコピー。
*培養っぽい。
*アニメ版は一人目の綾波レイが魂として動いている。
*新劇場版も綾波シリーズが魂だ。
今回はこの辺で。
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